田舎町にある必ず一つ二つある地元民に愛される食堂、ザ・ジモティ食堂、それが「元祖十文字中華そばマルタマ」さんだ。
ここ横手市十文字には十文字ラーメンというご当地ラーメンが存在する、鰹やあご出汁がベースのかなりあっさりとしたクリアなスープが特徴、塩味も控えめだが出汁はきちんと効いている。
はじめて食した時にあまりのあっさり度に、薄っっ！と驚いたものだが食べ終えるころには何故か来週も食べたくなっているというクセモノ…
店内は明らかに週一で来ているであろうラフな地元民が多い、なるほど確信犯的にあっさりコンセプトにしているかもしれない、麺も特徴的なちぢれ細麺、あっさりキャラに拍車をかけているがラーメンとして完全バランスしている。
おススメは五目ラーメン、ライトな麺とスープに鮮やかな野菜達が躍る、脂を求める人には物足りないが女性や脂が苦手になってきたオジサンライダーには最適だ、夏には冷やしラーメンもある、冷たいラーメンを食べる文化はおそらく山形内陸部から伝わってきたものだろう、暑さを耐えしのいだライダーにもベストマッチ。
また十文字はりんごをはじめとしたフルーツの一大生産地、りんご畑を見ながら走るアップルロードやみずほの里ロードなど田舎ツーリングに適した隠れた名道が多数存在する。
この地に伝わる至極のあっさりご当地ラーメンを絡めて田舎探訪をしてみたはどうだろう。
Map>> 元祖十文字中華そばマルタマ
