ツーリングメシはつい麺類が多くなってしまいがちだが、たまに急にカレーが食いたくなる時がある。
この日もスマホマップでカレーと検索すると一件ポツンと表示が出た「遊佐カレー」
しかもよく見ると場所は遊佐駅の近く…隣?いや駅の中にあるようだ。
老夫婦がやっているレトロ食堂を想像したが違った、駅中待合室の一角にカウンター席が10席ほど、女性マスターが一人で切り盛りしている小ぎれいでコンパクトなカレー屋さんだった。
漢らしくカツカレーをオーダー
登場したのはカツとその横に色とりどりの野菜が並べられたカレーらしからぬ鮮やかなルックスに一瞬引く、カラフルを通りこしてもはやグラフィカル、これは女子ウケ間違いない…
オンされた野菜とルゥを絡ませ口へ放り込む、ルゥは野菜を煮込んだペーストがベースらしい、辛さは控えめだが野菜のうまみが強い、甘ったるいかと思ったが溶け込んでいる各種スパイスはきちんと仕事をしていて辛さもしっかり効いている、辛いカレー好きが食べても物足りなさは感じないだろう。
それに彩る野菜は単に映えを狙ったのではなく、食される野菜としてそれぞれ演出がされているように思える。
とにかくやさしい、作り手の想いと暖かさが伝わってくる、気持ちが落ち着くカレーだった。
ツーリングで上がったテンションを落ち着かせ、午後からは穏やかな気分で景色を見ながらゆっくり走れそうだ。
地元では有名でレトルトなど道の駅で売っている、なかなかの実力の持ち主のお店、酒田市あたりをツーリングするなら、鳥海山見ながら遊佐駅を目指してみてはどうか、鮮やかでやさしいカレーが待っている。
Map>>遊佐カレー遊佐駅本店