岩手県

玉山支所前食堂

玉山支所前食堂

玉川支所前食堂、なんて庶民的な名前の店だろう、名前を聞いただけでジモティに愛される昔ながらの味と風景が目に浮かぶ、きっと冷えたライダーの心と身体を完璧に温めてくれるに違いない。

盛岡市北部の田舎町にあるこのお店、かなりの人気店らしく開店前から行列ができている、むぅ…店に近づいた時点で嗅覚に刺さる激しいニンニクの香り…期待と不安。

基本的には食堂(定食屋)だが目玉はなんといっても「もつ鍋」この男臭い響き、ライダーにはぴったりだ、仲間二人でもつ鍋定食をオーダー(写真は2人前)、すき焼き的な鍋にもられたキャベツの山、その上には豆腐が鎮座、そしてその底にはたっぷりのニンニクダレに漬け込まれた牛(たぶん)の生ホルモンが敷き詰められている。

目の前にそびえ立つその小山に驚いてしまうが心配ない、火が入れられ徐々に熱が伝わると山は見る見る低くなり、待つこと約10分、大量のキャベツからでた水分と生ホルモンの出汁でスープが生成され鍋が完成!

この見て待つ時間がエンタメであり空腹感に拍車をかけ、これから食ってやるぞ!感がMAXになる演出、田舎のもつ鍋屋と侮ってはいけない、滴るよだれを抑えつつ熱々のスープに浸かったキャベツともつを口に運ぶ、純度高いニンニクの香りと甘辛くコク深いスープがすぐさま白飯を呼ぶ、椀の飯をかきこみ、再び鍋からもつを取り…を無口で繰り返す、もう喋ってる場合ではない、鍋が無くなるまでノンストップの至福の時間…

食べ終わり「満足」の一言につきる、
価格もお一人700円代(2022年当時)と満足感を押し上げる。

食べ終え冷静に具材を見ると道中走って来たときに見た畑や牧場にあったモノばかり、シンプルだが岩手という土地の恵みを表すこの一品。

タフな岩手路はどこを走っても大型バイクで走るには最高のステージ、その恵みを堪能する完璧なツーリング、岩手路を走るライダーに玉川支所前食堂は外せない。

Map>> 玉山支所前食堂

Published by TAKUMA

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