最近手に入れたCT125ハンターカブ、カブだけに長距離を走るとちょっと辛いが、その反面、近所を走る「街乗り」が楽しいマシンである。
積極的に小路を選び小気味よく走らせると移動は早いし、チャリ的な目線になるからか、いつもの街が違った景色に見えたりする。
ふと、昔よく通っていた街中心部にある洋食屋さんが思い浮かぶ、シフトレバーをカカトで蹴って2速にシフトダウン、Uターンしてその店へ向かった。
「キッチンふじみ」
昭和から長く続く街の洋食屋さん、老夫婦が営むオールドスタイルの小さなお店だ、今も変わらず静かな人気を保っている貴重な存在。
定番のカツカレーをオーダー
このビジュアルがイイ、少な目のライスに多めのルゥ、厚いごろっとしたカツ、調和を取るように添えられたサラダ、それぞれの存在感と比率がハイバランスしカンペキなお姿、滑らかでとろみの強いルゥにすっぽりと覆われるカツは厚みのあるのに柔らかい、この場所が正解!とばかりに横には堂々とサラダが添えられる。
スパイス感は控えめでマイルドなルゥ、カリーでもライスカレーでもない、THE日本の洋食とでも言おうか、辿り着いた洋食カレーの答えのひとつがここにあった。
定番はカツカレーだがハンバーグカレーも見事な完成度、非常に迷う
メニューを見るとお店の推しはエビフライのようだ、ふと隣のお客の皿にはかなり大型なエビフライが鎮座、スゴイ迫力…次回はエビフライのセットメニューにしよう
ロングツーリングで田舎の蕎麦屋も良いが、小排気量マシンで街の洋食屋さんターゲットに街乗りヒーローになるのも楽しいかもしれない、街の洋食屋万歳!